CsxWO3(セシウムタングステン酸化物)は、800~1200nmの近赤外線を選択的に強く吸収する新しいタイプの近赤外線遮蔽材です。また、セシウムタングステン酸化物は、ITO(スズドープ酸化インジウム)やATO(アンチモンドープ酸化スズ)に比べて太陽光の熱エネルギーが大きい短波長の近赤外線を減衰させることが報告されています。
詳細については、次をご覧ください。
http://cesium-tungsten-bronze.com/japanese/index.html
そのため、セシウム タングステン酸化物は、自動車や建築の窓に適用する断熱フィルムや断熱コーティングなど、さまざまな種類の近赤外線遮蔽材料の製造にますます普及しています。自動車の窓に適用すると、車内の温度上昇を抑えます。また、住宅の建材として使用すると、快適性が向上します。そこで、Cs0.32WO3 や Cs0.33WO3 などのセシウムタングステン酸化物は、高い断熱性能と高い赤外線遮蔽性能を持っているとして注目を集めています。