セシウムタングステン青銅分散体を機能材料として良好な断熱性能を有するナノ複合コーティングガラスを製造することを研究した。では、セシウムタングステン青銅分散体ナノ複合コーティングガラスをどのように製造するか。
詳細については、
http://cesium-tungsten-bronze.com/japanese/index.html
ナノセシウムタングステン青銅水相分散体及び有機相分散体をそれぞれ水性及び油性樹脂コーティングと混合し、ガラス基板上にコーティングしてナノ複合コーティングガラスを作製した。その結果、樹脂タイプが水性樹脂であり、セシウムタングステン青銅と水性樹脂の質量比が0.1:1であり、コーティング厚が30μmである場合、調製した水性複合コーティングガラスは良好な光学性能を有している:1000 nmの近赤外遮蔽率は90%、可視光透過率は71.5%である。樹脂タイプがエポキシ樹脂E 44とE 51の混合物であり、質量比が1:1であり、セシウムタングステン青銅の質量がエポキシ樹脂質量の15%、コーティング厚が20μmである場合、同じ近赤外遮蔽率で、調製した油系複合コーティングガラスの可視光透過率は73%であった。