WO3−TiO2エレクトロクロミック材料は、WO3エレクトロクロミック層とTiO2イオン貯蔵層とが組み込まれたエレクトロクロミックデバイスであってもよい。エレクトロクロミック材料は新型の機能材料であり、化学安定性がよく、製造技術が簡単で、放射線抵抗性が強く、基体との接着力が強いなどの特徴がある。しかも完全硬化を実現しやすい。そのため、このスマート材料は情報、電子、エネルギー、建築（スマート窓）、国防に広く応用されている。
詳細については、次のサイトを参照してください。
http://www.tungsten-oxide.com/japanese/index.html
WO3−TiO2エレクトロクロミック材料の製造方法は様々である。国内外でよく用いられる製造方法には、電気化学堆積法、真空蒸発法、スパッタリング法、化学蒸着法、イオンプレーティング技術、ゾル−ゲル法がある。ここで、電気化学堆積方法とは、電解質に電流を印加することにより、動作電極の表面に所望の膜を形成することができる製造方法をいう。他の方法と比べて、電気化学堆積法は設備が簡単で、制御性が強く、塗膜が均一であるなどの利点がある。また、この方法は複合膜の製造に用いることができる。
